特別重点化資金「国際化の視座からの日本研究」開催
12月5日(土)、新泉山館で特別重点化資金「国際化の視座からの日本研究」(発表及び「能」のワークショップパフォーマンス)が開催されました。これは、2006年以来の日本とフィリピンの国際文化交流の一翼を担うもので、今回は、フィリピン大学、静岡文化芸術大学、日本女子大学の連携事業として行われました。
当日は、フィリピン大学国際センター准教授Amparo Aelina Umali 3世とともに来日したフィリピン大学の学生による「能」の実演のほかに、7人の発表者による研究発表が行われました。発表題目は、以下の通りです。
発表Ⅰ部
'Masks Undone in the Ring of Fire: A Decade of Noh in the Philippines'
Amparo Adelina Umali三世, Ph.D(フィリピン大学准教授, 伝統芸能研究)
' Drifting Fire, an English-language Noh play'
Janine Beichman, Ph.D (大東文化大学名誉教授, 与謝野晶子研究)
'Body and Emotion'
本間生夫, MD, Ph.D (東京有明医療大学副学長、昭和大学医学部名誉教授、呼吸生理学)
「国境を超える学生交流から見えてきた「文化理解」のかたち」 ~UPCISとYNUの経験から~
小ヶ谷千穂(フェリス女学院大学教授, 国際社会学、フィリピン地域研究)
能のワークショップパフォーマンス Ⅰ
出演 |
大村滋二(能楽師大倉流大鼓方), Maria Teresa Jamias, |
発表Ⅱ部
'An Introduction to Edo Literature'
細尾まどか (日本女子大学 4年生)
「境界線上に依拠したUPCISの発想と企画」
梅若猶彦, Ph.D (静岡文化芸術大学教授, 能)
【能のワークショップパフォーマンス Ⅱ】
「狂言とコンメディア・デッラルテ‐比較研究序説」
高田和文 (静岡文化芸術大学副学長, イタリア演劇・比較演劇)
能のパフォーマンスの合間には、大村滋二能楽師(大倉流大鼓方)にもご登壇いただき、フィリピン大学で学生を指導したときのお話を伺い、その研鑽の姿を知ることができました。

フィリピン大学学生による能のパフォーマンス

質疑応答に答えるフィリピン大学学生

大村滋二氏(能楽師大倉流大鼓方)

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