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ヨーロッパ服飾文化研修で現地の美術や生産技術に触れる



 被服学科では、2008年度より夏季休暇中にヨーロッパ服飾文化研修を実施しており、9回目となる今年は9月4日(月)~9月14日(木)にミラノ、フィレンツェ、パリに赴きアパレル、テキスタイル、服飾文化に関する視察研修を行いました。参加学生は被服学科1年次~4年次学生と家政経済学科と史学科の学生をあわせて31名でした。最初の訪問地フィレンツェでは、世界トップレベルのカシミアニット製造会社や子供服、ジーンズ、革製品の縫製工場を訪れ、アパレルクリエーションの実際を学びました。ウフィッツィ美術館ではイタリア文化の源流に触れ、ピッティ宮殿内衣装博物館ではオートクチュールで活躍してきた三宅一生,渡辺淳弥、川久保玲,山本耀司、高田賢三などの日本人を含む世界の服飾デザイナーの作品に触れ、フェラガモ博物館、イノセント博物館も視察しました。

 

 次の訪問地パリでは服飾文化に関連するトワルドジュイ博物館、ヴェルサイユ宮殿、ルイヴィトン博物館、クリュニー美術館を、また世界を代表する美術館のルーブル美術館、オルセー美術館などを視察しました。フランス王立ゴブラン織工房では、数年から十数年かけて制作されるタペストリーの製織技術について技術者から直接説明いただきました。

 

 今年はクリスチャンディオールが創業70周年を迎える年でした。それを記念してパリ装飾芸術美術館で開催されているクリスチャンディオール回顧展では400点を超える衣装展示がありましたが、連日混雑が見込まれる中、本学学生は美術館をほぼ貸切で学芸員の方から丁寧な解説とともに見学をさせていただく機会にも恵まれました。

 

 さらにグランビルのクリスチャンディオール美術館、世界遺産モンサンミッシェルも訪れましたが、いずれの日程も晴天に恵まれ充実の研修となりました。本研修を通し学生の視野も大きく広がったものと思われます。

 



子供服製造会社の写真

メイドインイタリーの確かな品質にこだわりを持つ家族経営の老舗子供服メーカーの工場にて。手仕事など伝統的なものを繋いでいきたい想いと熾烈な今のアパレル業界で生き残っていく厳しさを伺いました。伝統を繋いでいく大切さと共に困難な現実を実感した貴重な体験でした。



ジーンズ製造会社の写真

女性社長が自ら、一枚の生地からジーパンの一部分を縫い上げている場面。その職人技に一同、目を奪われました。



ミケランジェロ広場での集合写真

分刻みの充実の視察研修内容だったイタリア、フィレンツェの締めくくりは、街が一望出来るミケランジェロ広場にて。



モンサンミッシェル修道院での集合写真

世界遺産であるモンサンミッシェル修道院の前での集合写真。青空の下、見どころが満載のフランスの服飾文化研修の旅に期待が膨らみました。