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シンポジウム「被服学の未来」を本学にて開催



 2016年12月3日(土)に本学でシンポジウム「被服学の未来」が開催されました。
シンポジウムは、第1部として被服学分野を有する5つの大学の教員からの講演がありました。講演の内容は、各大学での被服学教育の取り組みや課題、被服に関する歴史から今後の社会に求められる被服教育のあり方、情報分野との連携、大学教育の可能性など、多岐にわたりました。
 本学からは、細川幸一教授が「被服学のアイデンティティを考える」と題し、消費科学分野の視点に基づいた講演を行いました。その中では、被服に関する消費者問題の一つとして、アパレルの生産拠点が海外に移動する中で、生産と消費の分離による消費者問題がますます進むことへの懸念が示されました。また、そのような社会では、生産者と消費者を結ぶ役割として、本学でも資格取得を勧めるTA(衣料管理士)やTES(繊維製品品質管理士)などの資格者が必要とされるのではないかとの意見が述べられました。

 

 第2部では、被服学科長の大塚美智子教授による進行のもと、5名の演者と会場にお集まりいただいた方々を交えたパネルディスカッションで意見交換が行われました。

 

 今回のシンポジウムは、幅広い視点からの議論を通して、被服を取り巻く社会環境を理解する良い機会となりました。さらに、研究分野や大学の垣根を越えたコラボレーションにより被服学の魅力をさらに高められる可能性や産官学の連携を通した大学教育の充実など、被服学の未来の広がりを感じさせる議論が繰り広げられました。



講演を担当した細川教授

パネルディスカッションの様子



パネルディスカッションの進行を務める大塚教授