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授賞対象



社会福祉法人ちいろば会 原町聖愛こども園



授賞理由



東日本大震災後の子どもたちの食の安全への取り組みに対して



 

 原町聖愛こども園(社会福祉法人ちいろば会)は、豊かな将来性を持つ子どもたちの健やかな成長を見守り、その人格を尊び、一人ひとりの平安と幸せを願うことを目的に子どもたちの教育・保育を行っている。

 原町聖愛こども園の施設は、南相馬市の市中心地から程近い地点にあり、海岸からは約8 kmの場所で、東京電力福島第一原子力発電所からは24.5 kmの位置にある。

 2011年3月11日の東日本大震災後の東京電力福島第一原子力発電所の事故後、4月22日に「緊急時避難準備区域(東京電力福島第一原子力発電所から半径20kmから30km圏内の地区)」に設定され、9月30日にその設定が解除されるまで、子どもや妊婦、要介護者や入院患者はその地に立ち入りができなくなった地域である。園庭と園舎内外の除染を行って、2011年10月11日に自園(当時は原町聖愛保育園)での保育を再開された。

 乳幼児期は、将来の身体をつくるための食習慣を定着させるための大切な時期である。子どもたちの食の安全のために、食品放射能測定を行い、安全な食材を提供されている。さらに、新鮮な旬の食材を用いて、郷土料理から季節の恵みを知ることなどを目的に様々な食育の取組みを行って、子どもたちの「元気なからだづくり」を支援している。

 東日本大震災から6年余りが経過し、これまでの子どもたちの食の安全を守るための取組み、そして、保護者の方や地域社会への貢献など、多大なご尽力に心より敬意を表する。

 以上の理由により家政学部賞10周年記念賞を授与する。