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10周年記念賞



東日本大震災後の福島での取り組み-家政学部との連携

社会福祉法人ちいろば会 原町聖愛こども園

放射能からきれいな小国を取り戻す会 安全安心親睦委員会



 今年度は「家政学部賞」創設10年に当たることから、学部全体の推薦による特別賞を設けてはいかがかとの提案があり、「10周年記念賞」を設けることとした。また、東日本大震災の後に家政学部の教員・学生が現地の皆さんと共に取り組んできた活動に関連して授与することも決定した。

 2011年3月に発生した東日本大震災に対して、家政学部では(一社)日本女子大学教育文化振興桜楓会の協力も得て現地の状況を把握し、様々な支援活動に取り組んできた。支援活動は広範囲に及んだが、軸となったのは「福島の子どもたちの日常生活を取り戻すための活動」「衣食住・健康への支援活動」「福島の現状を知り広く理解を深める活動」であった。これらの活動を通じて次の二つの団体との共同研究も開始した。一つは南相馬市の「聖愛保育園(現・認定こども園)」であり、もう一つが伊達市の「放射能からきれいな小国を取り戻す会」である。

 これらの共同研究は家政学部ならではの学際的な視点によるもので、福島の方々が日常の生活に必要な衣食住・健康に関する安全・安心を判断するための科学的データを導き出し、共有するとともに、放射能リスクを低減できる衣食住・健康にかかる具体的な提案を行うという共通の目標をもっていた。現在もこれらの研究は継続しており、日々の生活の重要性を発信し続けている。

 震災から6年半が経過したが、福島の復興は途上にある。これら二つの団体の皆さんへのこれまでの感謝を込めて、また現地の復興を祈念して家政学部賞10周年記念賞を授与したい。

 最後になるが、二つの団体の活動は、主に女性により担われていることも申し添えたい。詳細はそれぞれの授賞理由書及び本日のご講演を参照していただきたい。