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授賞対象



特定非営利活動法人 「アジアを紡ぐ会」理事長 佐野 汀 氏





 

 



授賞理由



アジアにおける人々の自立と自活への支援活動に対して



 「アジアを紡ぐ会」は、アジア、特にインド・スリランカの人々の自立と自活が進み、彼らが心豊かに暮らせるようになること、またそれぞれの場で社会と関わり生甲斐を持って生きていける事を目指している。具体的には、インド、インドネシア、スリランカなどで地域開発に関連した協力活動、地域開発研究・調査、人材育成・教育研修活動及び文化交流事業、環境に配慮した地域開発計画・実施支援事業、アジアの人々への自立のための教育・啓蒙・研修活動、地域資源を活用した収入向上事業の提案などを行ってきた。特に近年、スリランカでは、津波被災地での活動やスリランカ女性銀行プロジェクトに携わるなど、途上国経済が順調にテイクオフするための支援を生活に密着した現場において行っている。この女性銀行プロジェクトは、2006年度にノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行のビジネスモデルにも類似しており、途上国の経済発展や女性の支援に対して、重要な貢献が可能であると考えられる。



 このように、「アジアを紡ぐ会」は(1)より近いところで活動を行っていること、(2)発展や生活水準の改善に寄与しようとしていること、(3)人材育成に貢献していることなど、その活動には、本学科の基本理念と重なる部分が多い。



 また、国や自治体の手も必ずしも十分に届かないが、公益性が高い様々な分野において、NPOが果たす役割は大きい。NPOが企業、国、自治体などの経済主体だけでは供給できないものを提供することにより、経済全体がスムーズに回るようになったり政府がよりスリムで高質になったりすることが期待できるからである。したがって、今後の我々の社会や経済をより豊かにするためにもNPOの発展は重要であり、「アジアを紡ぐ会」にも今後益々の活躍が期待される。



以上の理由により、日本女子大学家政学部賞を授与する。