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博士課程後期 2011年単位取得満期退学
学位:博士(学術) S.N.さん
日本女子大学学術研究員



 学部時代に日系移民の歴史に触れたことがきっかけで大学院に進学しました。研究では、第二次大戦中のラテンアメリカ諸国の日系人強制収容経験について、日本、アメリカ、ペルーの3か国でフィールドワークを重ねながら博士論文にまとめました。強制収容を体験した人々に会い、その経験について話を聞き、データをもとに分析していくのですが、漠然と思い描いていたものが「かたち」になることの醍醐味と、研究活動の奥深さを知ることができました。

 現代社会論専攻の魅力は学際的なゼミにあると思います。質的調査のさまざまな研究事例や研究経験、方法論について深く学ぶことができたのも、多様な分野での、調査経験豊富なメンバーが集うゼミでの議論があったからこそだと思います。

 現在、アメリカに在住していますが、これまでの研究で得てきた経験を異文化での生活にもつなげていきたいと考えています。



博士課程後期 2007年単位取得満期退学 学位:博士(学術)
M.K.さん
大妻女子大学大学院・昭和薬科大学等兼任講師



 「病いの語り」や「質的調査」に関心があり、現代社会論専攻では博士課程の前後期を通して「闘病記の社会学的研究」を続けました。その研究は博士論文として実を結び、2011(平成23)年『生きる力の源に̶がん闘病記の社会学』(青海社)の書名で出版されました。新聞などで「新しい分野の開拓書」として取り上げられ、社会学のみならず医療分野、一般の方々と読者層が広がっていること、とても嬉しく思います。ここに至るまでには、多くの先生方のご指導やご助言をいただき、また、ゼミでの議論の日々も懐かしく思い出されます。社会の動向を捉え、生起するさまざまな 問題に理論的、実証的なアプローチを試みる際に複眼的な視座をもち、研究で得た知見と成果を問題の解決や改善のために実践的に活用する。本専攻で体得した学究姿勢は、現在、講師として学生を育てる立場になった私には、かけがえのない財産となり大きな力を与えられた、いつもそのように考え、感謝しています。