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大学院経験者からの、充実した経験への招待状



 大学院進学を考えている人、迷っている方に、大学院経験者から希望と期待の言葉をおくります。


 半世紀を超える僕の人生を振り返った時、もっとも充実し、記憶に残ってその後の人生に多大な影響を与えた時期は、大学院時代の5年間でした(最後の1年間はドイツに留学していました)。心理学専攻(専門は発達心理学)だった僕は、ほとんど毎日、自分から読みたいと思う内外の論文や研究書を読み、修士論文、そして博士論文のための研究として、子どもたちの発話をテープレコーダーで録音し、パソコンがないため、英文タイプライターを使ってローマ字で発話を転記する作業を続けていました。学会には必ず出席して発表し、他の研究者の発表は事前に熟読して、今から思うと嫌われそうな忌憚ない質問をしていました。確かに、この時期には将来の具体的な展望は見えないために不安と迷いも併存していましたが、束縛のない勉学と研究の自由に喜びと満足を感じていたのは事実です。皆さんも、こんなすばらしい時間を共有しませんか? ただ、そうなるためには、いい指導者と、支えそして刺激しあう仲間に巡り合えることが重要です。

心理学専攻 岩立志津夫教授