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【博士課程後期】



フェリス女学院中学校・高等学校 教諭
日本文学専攻博士課程後期2010年3月満期退学
学位:2013年9月 博士(文学) H.K.さん



 生きる道を懸命に模索する中高生たちとともに過ごす日常において、しばしば思い出されるのは、自身の大学院での生活です。私にとって、大学院で学んだ年月は、まさしく「青春」の日々でした。

 授業準備と論文作成のため、朝から夜中まで、常に何かを読んでいるか何かを書いているといった毎日の中で、他の院生たちと切磋琢磨しながら、刺激的な数々の授業と親身に指導してくださる先生方から文学研究のいろはを学びました。大学院入学から10年後、博士論文を書き上げることができたのは、どんな時にも惜しみなく知識と助言を与えてくださり、愛情深く教え導いてくださった指導教授の先生のおかげです。今後は大学院で育まれたかけがえのない貴重な学びを基盤に、教員として、研究者として、日本文学の豊かさを少しでも伝えていくことができるように精進し続けていきたいと思っています。



独立行政法人国際交流基金日本語国際センター 専任講師
日本文学専攻博士課程後期2011年3月満期退学
学位:2013年3月 博士(文学) 清水 まさ子さん



 本学の博士課程前期を修了してから韓国の大学で日本語を教えていましたが、日本語教師としてより専門性を身につけて働きたいと思い、博士課程後期に入学しました。本学の博士課程後期は日本語教育を大々的に展開しているわけでは決してありませんが、学びたい、研究したいと思うなら、それにとことん付き合ってくださる先生方がいます。少人数だからこそ先生やゼミ生と真剣な議論を積み重ねることができ、研究に必要な思考力や問題分析力を高められました。

 現在は海外の非母語話者教師に対して日本語や教授法を教えていますが、今後は博士課程で培った専門性を生かして、海外の先生方によりよい研修が提供できるよう研究に教育に頑張っていきたいと思います。



カリタス女子短期大学言語文化学科 常勤講師
日本文学専攻博士課程後期2003年3月満期退学
学位:2004年3月 博士(文学) 小林 美恵子さん



充実した完全燃焼の日々が待っています



 大学院入学の時点で、私はすでに三十歳を超えていました。社会人を経験し、なお行く道が定まらなかった私でしたが、本格的に文学と向き合う時間を持ちたい、という思いだけは捨てきれませんでした。大学院が研究職養成機関であるということさえ考えずに進学しましたが、先生方の刺激的な講義に興奮し、仲間同士切磋琢磨しながら演習の準備や論文執筆に明け暮れた日本文学専攻での日々は、それまでの迷いを振り切るのに十分な、充実した完全燃焼の日々でした。のちに、博士論文を書き上げて教職に就く、という大きすぎる目標を掲げるに至り、折れそうになる心を支えてくださったのも、先生方であり、先輩方であり、仲間たちでした。

 大学院生活で得たものは学術上の知識ばかりではありません。ここには長いシスターフッドの伝統が今も息づいています。



慶應義塾大学経済学部 教授
日本文学専攻博士課程後期2001年9月単位取得満期退学
学位:2001年9月 博士(文学) 津田 眞弓さん



 経済情勢や就職への不安が、大学院への進学を諦めさせる話を近年多く聞きます。私は新卒で就職して社会人を経て大学院へ進学しました。修了の頃には研究職への就職が困難になり、すぐ進学へしていればと後悔したものです。しかし私が足踏みしている間に、本学で博士号を取る制度が整い、公募採用が一般化し、助成も幅広くなり、自らチャレンジできる環境は比べものにならなくなりました。そうして学位と業績(著書、論文、教歴)を揃えた私は、出身校に関係なく公募で現職に就きました。

 情勢の変化はプラスにもマイナスにも働きます。就職への近道は、揺るがず自分の業績を積み重ねていくしかありません。今思うのは、いかに母校は学ぶ環境が充実していたか、どれだけ女性がのびのびと学問や仕事に励める環境だったかということです。このことは、本当にありがたく思っています。



【博士課程前期】



鶴見大学付属中学校・高等学校 教諭
日本文学専攻博士課程前期2011年修了
A.Y.さん



 教員として働く中で、学生と接していると、自身が持ち寄った知識や情報が、新しい感性のもとで驚きの科学変化をすることに気づかされます。そして変化をたくさん起こすために、自分の引き出しを増やしていかなくてはと常々思うのです。

 私にとって大学院での二年間は、さまざまな人々との知の交流によって自分自身を育てる時間でもありました。ゼミは既存の知識の共有にとどまらず、新しい可能性に価値を認めてくれ、その生き生きとした環境が私を豊かにしてくれたと思っています。

 今は育児休業をいただいており、一見キャリアを阻みそうな出産や育児という経験も、引き出しの一つとして学びの場に戻りたいと思っています。専門性を得ることは、自分の生き方を自由に選択する力につながり、変化を喜ぶ余裕につながったのだと、大学院に感謝しています。



株式会社 スリーエーネットワーク
日本文学専攻博士課程前期2011年3月修了
学位:修士(文学) 吉田 吏沙さん



 私は、大学院修了後、中国の大学で 2年間日本語を教えて帰国し、現在はスリーエーネットワークという日本語教材を扱う出版社で働いています。日本語教育の現在の動向や学習者の状況などがよく分かり、現場とは違った視点から様々なことを学び取ることができます。今の仕事は現場で何が問題となっているのかを分析し、それを解消するには何が必要で、何ができるかということを考え、実行していかなくてはなりません。これには、大学院で積み上げた専門的な知識はもちろんのこと、2年間で鍛え上げられた分析力や様々な視点から切り込んでいく力などが生かされると思います。



関東学園大学附属高等学校 国語(現代文)専任教諭
日本文学専攻博士課程前期2010年3月修了
学位:修士(文学) 藤堂 友美さん



夢の実現を後押ししてくださる先生方や仲間と出会えたことが最大の財産です



 国語の教師になる夢を実現するため、約2年間勤めた会社を辞め、教員免許状取得の為、大学院に入り直しました。院の授業と教職の授業を並行して受講するのは、体力的にも精神的にも厳しいものですが、一度、社会に出たからこそ気づいた学ぶことの大切さ・楽しさが二年間の原動力となりました。本学では、教職のカリキュラムの相談や試験の対策指導も含め、丁寧なアドバイスを受けることができます。また、本専攻では、先生方の丁寧なご指導、共に学ぶ仲間から刺激を受け、幅広い知識を身につけることができます。

 大学院修了後は、念願だった現代文の専任教諭として教壇に立つことになりました。院で培った知識を活かし、国語を学ぶことの楽しさを伝えていきたいと思います。



日本女子大学附属中学校 専任教諭
日本文学専攻博士課程前期2009年3月修了
学位:修士(文学) 河本 恵理子さん



 文学に携われる職業に就きたい。それは私の長年の夢でした。具体的な一歩を踏み出すためには、深い知識と共に人生を切り拓く応用力が必要です。本専攻は自ら学び発信することによって、仲間との相互理解を深め、師とのやりとりの中で自分の価値観を高められる場所でした。数多い研究発表の場や、充実した研究環境がそれを後押ししてくれたと思います。何よりも大学院は“自らが動く”ことを求められている場でした。それは女性として生き、自立した人生を歩むための「生きる力」に結びついています。このことは、次世代に伝えていくべき夢の一つだといえるのではないでしょうか。

 やりがいのある人生を実現させるための大切な一歩のこと。それをじっくりと考えていけることが本専攻の一番の魅力だと思います。



日本女子大学附属高等学校 専任教諭
日本文学専攻博士課程前期2003年3月修了
学位:修士(文学) 日下部 初瀬さん



 私は大学生の頃より高等学校の教員になりたいという夢を持っておりました。夢に向かってチャンスを広げるべく、大学院への進学を決めました。

大学院在籍中から高等学校の非常勤講師の経験を得ることができ、現在は本学の附属高等学校に専任教諭として勤務しております。夢が叶い、高校生たちと共に楽しく充実した日々を送っております。

 振り返りますと、大学での四年間もさることながら、本専攻での二年間が私に大きなものを与えてくれました。本専攻で学んで何より良かったことは、女性が研究しやすい環境が整っていたということです。そうした環境の中で、先生方のきめ細やかな御指導をいただき、仲間と共に研鑽を積みながら、私は自分の能力を大きく伸ばすことができました。その結果として、教員になることのできました今日の私がおります。本専攻での二年間に大きな感謝をしております。

本専攻は、女性が自分らしい生き方を獲得するためには最適な場であると思います。