メニュー



数物科学科





数物科学科


学科の特色・ポイントはなんですか?


A.
1.数学、物理学、情報の3つの分野の科目を学ぶ
2.豊富な演習、実験授業や目白祭を通じ、自ら企画し、実行し、まとめる力を養う
3.卒業研究では1年間一つのテーマを学び、追究する
4.研究を支える情報機器・実験設備が充実
5.卒業後は多くの学生が専門を生かして社会で活躍し、キャリアの充実を追求


他大学の理学部数学科・物理学科・情報系学科との一番の違いは何ですか?


A.
他大学の数学科との違いは、4年次の卒業研究発表が必修であることです。4年次で1年間かけて卒業研究を行い、その成果を卒業研究発表会ですべての学生が発表します。これにより、学生のグループワークやプレゼンテーションの能力が高まります。また、学科の科目の中に教職志望の学生のための授業を用意し、中学や高校で数学を教える際の基盤となる知識を身に付けます。さらに、数学コース希望の学生も、1年次に力学と実験が必修となっており、高校で学んだ微分積分が物理学にどのように生かされるかを学びます。
一般の物理学科との違いは、1年次の数学・情報の必修科目の他に、各学年毎に実験科目が必修であることです。実験を通して物理法則を実践的に理解するだけでなく、グループワークを通してコミュニケーション能力やリーダーシップ、さらに毎回課されるレポート課題により理科系の作文能力を鍛えます。3年次の実験では、結果をグループ毎に発表としてまとめることでプレゼンテーション能力の向上も図っています。
他大学の情報系学科との大きな違いは、1年次に数学や物理の基礎を修得した上で、ソフトウエアとハードウエアの両面から情報の専門科目を学べることです。4年間で基本情報技術者試験に合格できるレベルの知識を身に付けます。また、情報系の学生に求められるコンピュータの活用能力を鍛えるため、1年次から3年次まで系統的なプログラミングの実習科目を用意しています。さらに卒業研究を通じて、数学と物理の知識を活かしたコンピュータの応用力を身に付けます。


高校では数学や理科は選択制なので、理系クラスでも数学I~III、A~B、物理基礎・物理を全員が勉強しているとは限らないと思います。数物科学科では1年次に数学と物理が必修と聞いていますが、授業についていけるでしょうか?


A.
1年次の数学及び物理の科目は、クラスを分け、少人数で授業を行っています。特に、「微分積分学I」・「微分積分学II」の授業は,高校の数学IIIで学ぶことを、もう一度、厳密に考えていきます。いずれの講義にも問題を解いて理解する演習の時間があり、担当教員がていねいに質問に対応しますので、課題等に真剣に取り組めば,十分に授業についていくことができます。また、「物理学概論I」・「物理学概論II」という科目は、高校物理の未履修者にも理解できる内容になっています。


本人の希望どおりコースを選択できますか?


A.
コースの選択は本人の希望によります。極端な人数の偏りがあれば調整もありえますが、数物科学科設立以来20年以上経った現在まで、そのようなことは一度もありません。


中学校・高等学校の「数学」「理科」教員免許に加えて、高等学校の「情報」教員免許が取得できるそうですが、複数を取得できますか?


A.
教員免許は、数学コースか物理コースにより「数学」または「理科」の教諭一種免許を取得できます。情報コースでも、「数学」あるいは「理科」の教諭一種免許を取得可能です。中学校・高等学校両方の取得を指導しています。
「情報」の高等学校教諭一種免許は、数学コース・物理コース・情報コースの何れでも取得できます。必要な単位を卒業時までに取得すれば、「数学」と「情報」または「理科」と「情報」の2教科を一括申請で卒業時に取得することができます。


実習・演習の授業は、1クラスどの位の人数で行われるのでしょうか?


A.
数学コースでは、多くの専門科目にセットした形で演習をつけています。
通常の演習は1クラス20~40人です。物理コースや情報コースの実験は1クラス10~15人でほとんどのテーマを2-3人1組で行っています。各実験は、担当教員と助手各1名で指導して、細やかな実験教育を行っています。
情報コースの専門に関わる演習では、コンピュータは1人1台で、担当教員に加えて助手や大学院生のT.A.(教育アシスタント)をつけて、理解しながら演習できるように丁寧な指導を行っています。


コンピュータを使った実習の環境は充実していますか?


A.
まず、メディアセンターに、最新のパソコンシステムを備えた4つの演習室があり、どの学科の学生も利用できます。実習は1人1台のコンピュータを用いて行われ、教員と学生との間でコンピュータの交信が可能な教育システムも導入されています。在学生はセンターにID登録しますので、実習室の空いている時はいつでも使用できます(休日は開いていません)。
その他に、数物科学科では,学科専用の複数の演習室に学生が使えるコンピュータを設置しています。これらのコンピュータは学科の学生専用のため、より高度な数値計算やプログラミング、画像処理のための環境が充実しており、レポート作成や課題提出だけでなく、卒業研究や大学院の研究、学園祭の自由研究などに利用されています。


研究職が希望なので大学院進学も考えています。研究職への就職状況について教えてください。


A.
企業によっては、研究職は大学院修士課程以上と定めているところが多いので、研究職を希望する場合には大学院に進学し、修了後に研究職を目指すことを勧めます。しかし、学部卒でも、本人の志向と能力により、技術・開発職に就いている卒業生もいます。

2016年度は、(株)日立製作所、岩崎電気(株)、キャノン(株)、東日本旅客鉄道(株)
2015年度は、パイオニア(株)、三菱自動車工業(株)、(株)東芝、凸版印刷(株)、小松製作所(株)
2014年度は、大日本印刷(株)、IBM(株)、NTTドコモ(株)、(株)東芝、 (株)日立製作所、日本電気(株)
2013年度は、日産自動車(株)、日本航空、東日本旅客鉄道(株)
2012年度は、KDDI(株)、大日本印刷(株)

などに研究・開発職として就いています。


大学院へ進学する方は多いのですか?


A.

毎年、本学大学院(数理・物性構造科学専攻)をはじめ他大学大学院などに以下のとおり進学しています。

2016年度は、本学大学院に14名、筑波大学大学院1名、東京大学大学院1名、名古屋大学大学院1名、横浜国立大学大学院1名、早稲田大学大学院1名の計19名
2015年度は、本学大学院に12名
2014年度は、本学大学院7名、横浜国立大学大学院1名、東京工業大学大学院1名、慶応義塾大学大学院1名、早稲田大学大学院1名、法政大学大学院1名の計12名
2013年度は、本学大学院13名、横浜国立大学大学院2名の計15名
2012年度は、本学大学院4名、大阪大学大学院1名、電気通信大学大学院1名の計6名

です。


大学卒業後に教員を目指しています。教員の採用状況はどうですか?


A.

各都道府県の教員採用は厳しい環境が続いていましたが、2002年度頃から改善の傾向が見られ、例えば東京都では数学の教員採用試験に合格すれば(実際には補欠でも)100%教員として採用されるようになりました(数学や英語は少人数教育が拡大したため)。

数学の教員としては、
2015年度は、千葉県公立中学校、埼玉県公立中学校に各1名、本学大学院修士課程修了で横浜市立公立高等学校1名
2014年度は、横浜市立公立中学校、学校法人松陰学園松陰中学高等学校、東京都特別支援学校、東京都教育委員会(期限付き採用)中高教員に各1名
2013年度は、埼玉県公立中学校、麻布大学附属渕野辺高等学校に各1名、非常勤講師として、東京都公立中学校、淑徳与野中学・高等学校、に各1名
2012年度は、千葉県公立中学校、茨城県公立中学校、愛知県公立中学校、(学)佐藤栄学園、(学)日本大学第一学園に各1名、非常勤講師として、淑徳巣鴨高等学校、東京農業大学第三高等学校、西武学園文理高等学校、日本女子大学附属高等学校に各1名、他に塾講師もあり

が採用されています。

理科の教員としては、
2014年度は、埼玉県公立中学校2名
2012年度は、茨城県公立中学校、同志社中学・高等学校に各1名の計2名、本学大学院博士課程前期修了者で埼玉県内の私立高等学校に1名

が採用されました。


情報処理技術としてプログラミングだけでなく、各種資格試験を在学中に受験したいと思います。大学の授業では、どのような勉強が可能か、具体的に教えてください。


A.
情報処理技術者試験対策としての科目は特に設けていませんが、C言語によるプログラミング、コンピュータの機械語についての知識、ネットワークのしくみ、セキュリティ、暗号などの基本を学ぶことができます。この他に正課外講習として、本学メディアセンターではWeb学習システムを通じて「ITパスポート試験 対策講座」と「基本情報技術者試験 対策講座」の2コンテンツを全学生が無料で利用できる環境を提供しています。


学園祭では研究発表を行うと先輩に聞きました。ユニークな研究内容をいくつか教えてください。


A.
学園祭では毎年2・3年生が研究発表を行っていますが、まだ3コース制の学生は学園祭での発表は行っていません。2016年度の数学情報コースと物理情報コースの研究発表のテーマには以下のようなものがありました。

数学情報コースは「波を表す方程式」「アクチュアリーの世界」「バナッハ空間とヒルベルト空間」「球面の裏返し」「三角形の合同条件を考える」「アルファベットの重心」「売れる曲の傾向とは」「シャボン玉液とフェルマー点」「展開図マスターへの道」「JENGAの種数」「ORIGAMI GO」「〇×ゲーム」「ライフゲーム」
物理情報コースは「天体観測」「スライム」「X線解析」「液晶」「ホログラフィ」「モーションキャプチャー」「紙飛行機」「自転車発電」「地震計を用いた波のスペクトル解析」

などでした。




物質生物科学科


学科の特色はなんですか?


A.
1.化学と生物学、そして両者の複合領域も学べる
2.実験科目重視、幅広い分野の科目を選択できる
3.理系女性育成の伝統を受け継ぐ教育
4.研究・教育設備の充実

 

物質生物科学科については、物質生物科学科オリジナルサイトが役に立つと思いますのでご覧ください。


他大学の理学部の化学科、生物学科との一番の違いは何ですか?


A.
ほとんどの科目が選択科目であり、化学と生物学の幅広い分野の中から、自分の興味に合ったカリキュラムを組むことができます。化学と生物学の両方またはいずれかを中心とした時間割を作ることが可能です。また、複合領域である分子生命科学分野や環境科学分野の授業を加えることもできます。


バイオテクノロジーに興味があります。関連分野で現在どのような研究がされていますか?


A.
多くの教員が、バイオテクノロジーの基礎となる遺伝子組換え技術を駆使した研究・教育に取り組んでいます。例えば、分子生物学を専門とする教員は、蛍光タンパク質を融合させたDNA複製因子の遺伝子をヒト培養細胞に導入して、DNAの複製機構に注目した研究にも取り組んでいますし、遺伝学を専門とする教員は,動物の体色の進化に関して、遺伝子突然変異によって、色や模様を変化させたメダカを使って解析しています。また、遺伝子組換え植物を用いた学生実験も行われています。


生物の生態調査や野外での生物行動観察の授業・研究は行っていますか。


A.野外での植物観察・採集を行う実習や臨海実習があります。卒業研究では野外の観察・調査を取り入れた研究、森林のもつ環境浄化作用に関する研究も行われています。動物の生態調査や野外での行動観察の授業・研究は行っていません。


将来、化粧品や食品の会社で働きたいのですが、物質生物科学科でそのための知識を学べますか?


A.
そのような分野の基礎となる知識を学べます。化学、分子生命科学、生物の幅広い分野を履修可能なので、化粧品や食品会社で要求される広い基礎知識を学べます。また、学生実験で身につけた技術は、研究職についたときに役立ちます。


環境問題に関心がありますが、物質生物科学科で学べますか?


A.
化学と生物学の両面から、講義や学生実験を通じて環境について学べます。また、環境物質を対象にした分析化学、無機化学を研究している研究室もあります。また、環境汚染物質の生物分解に取り組んでいる研究室もあります。授業や卒業研究を通して環境分析の実験技術や解析方法などを身に付けることができます。


実験設備は充実していますか? 実験・演習の少人数とはどれくらいでしょうか?


A.
教育と研究の両面で、実験室、実験設備ともに充実しています。研究・教育装置については、国立大学を上回っている面があると言われています。NMRやICP質量分析計という、通常は研究用にしか使われない高価な装置が学生実験に導入されています。またデジタル画像解析装置を連結させた高度な生物顕微鏡システムをほぼ1人1台の割合で1年次の学生実験から使用します。少人数とは、主に卒業研究における人数のことで、教員1人につき5~6人です。授業の実験はクラス30人前後ですが、1人1人が全てのテーマに参加しています。この他、2, 3年次には「基礎演習」という少人数(10名内外)での英語論文の輪読の科目があります。


食品添加物や農薬など食品関係の実験・研究に興味があります。家政学部の食物学科と理学部の物質生物科学科では、どちらに進むべきでしょうか?


A.
どちらの学科でも、実験・研究を行うことが可能ですし、どちらの学科の学生も食品関係の企業に就職しています。ただし大学で学ぶ内容には違いがあります。食物学科では、農学系の食品・栄養学、医学保健学、調理科学を柱とした食と健康に関する基礎知識を学ぶことができます。物質生物科学科では、化学の基礎知識を活用しながら生物学を深く学ぶことも、化学の学習を中心としながら、生物学の素養を身につけることもできます。これによって、医薬、食品、農薬など幅広い分野で必要とされる基礎知識と技術を身につけるのみならず、専門分野の大学院への進学も可能です。こうした違いをよく考えて、進路を選択してください。


研究職が希望なので大学院進学も考えています。研究職への就職状況について教えてください。


A.
研究部門への就職は、大学卒では技術職(研究補助を含む)となることが多いようです(最近では、研究職は修士課程修了以上が要求されます)。就職先としては、一般企業の他、大学や大学併設の研究所、国家公務員などがあります。こ数年では、凸版印刷、日本食品分析センター、理化学研究所、東芝、オリンパスメディカルサイエンス、日産自動車、持田製薬などに採用されています。


他大学の大学院へ進学する方は多いのですか?


A.
卒業生の20~30%が毎年大学院に進学しています。2016年度の大学院進学者は16名でした。そのうち本学大学院への進学者が6名です。他大学へは東京大学、東京工業大学、東北大学、筑波大学、奈良先端科学技術大学院大学、首都大学東京の大学院に進学しています。


化学や生物の知識を生かせるような就職はできますか?


A.

化学や生物の知識を生かせる分野は、食品、化粧品、製薬、醸造などがありますが、それらの知識が必要となる業種は製造業に限られません。従って、卒業生は、ソフトウェア開発なども含めた幅広い分野の会社に就職しています。
たとえば、2016年度は、キリン、ロッテ、凸版印刷、資生堂、富士通、2015年度は資生堂、持田製薬、東芝、日産自動車、全日空、NHK、2014年度も花王、東京ガス、NTTデータ、国立印刷局、生活協同組合(食品検査・研究)、医療システム研究所など、理系の知識を生かせる会社に毎年多数採用されています。


中学校・高等学校の「理科」教員免許を取得する学生はどのくらいいますか?また近年の採用状況を教えてください。


A.
例年10名前後が免許を取得しています。その中には卒業と同時に専任教諭として採用される方もいます。2015年度は淑徳与野中学高等学校、横浜市公立学校、埼玉県公立学校、2014年度は、如水館バンコク(高等部) 、2013年度は埼玉県公立学校、吉祥女子中学高等学校などに採用されました。


2017年6月更新