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時代をリードする自信を



日本女子大学学長 大場 昌子

日本女子大学学長    大場 昌子

 日本女子大学は、1901年、20世紀の幕開けとともに成瀬仁蔵が創立した、女性のための高等教育機関です。

 以来本学は、成瀬が遺した三綱領「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」を教育の柱として、個々の能力を引き出し、他者との共同の中でその能力を育み、自己確立した女性として社会に送り出すことに情熱を傾けてまいりました。

 日本の社会において、ダイバーシティという言葉が唱えられ始めてすでに久しく、女性の活躍を推進する取り組みも多方面で実施されてきました。にもかかわらず、女性が社会で重要な意思決定に関わる機会は、今なおとても十分とはいえない状況です。本学の卒業生は様々な場面において、女性には向かない、とか、それは無理だ、といった既成概念化した物事の有り様に新しい局面を切り開く役割を果たしてきました。私も本学の卒業生ですが、何か新しいことに直面したとき、臆したり躊躇したりせずに一歩踏み出すことができたのは、先輩方の多彩な活躍に身近で接する環境で育ったお陰です。豊富なロールモデルに出会う本学の学生は、“私にもできる”と思える自信を無意識のうちに身に着けていくのです。

 本学は、創立120周年を迎える2021年に人間社会学部を目白キャンパスに移転し、グランドデザインのもとに新しくなる目白キャンパスに4学部すべてが集結、家政学部、文学部、理学部とともに新たな4学部体制での教育をスタートします。現在、カリキュラム改革、および新キャンパス建設計画を急ピッチで進めています。2019年4月には、本学卒業生の世界的な建築家、妹島和世氏の設計による新しい図書館が開館いたしました。知の広場とも呼べる明るい空間が広がる新図書館には、授業外学習のための快適な滞在スペースが設けられ、創立者の教育方針である「自学自動」、すなわち自ら学び自ら行動する学習姿勢を促すための環境が整備されています。

 本学のタグライン“Bloom as a leader.”―自己の可能性を開花させて、それぞれのステージでリーダーになる―は、在学生、卒業生、さらにはこのタグラインを目にするすべての女性に向けて、本学の教育が目指す姿勢を示しています。この社会的使命を果たすために、本学は女性が生涯にわたって自分らしく生きるための多彩な学びをより一層充実させてまいります。

 新しく生まれ変わる目白キャンパスで、日本女子大学はこれからも改革の手綱を緩めず、変化の激しい社会をリードしていくための本物の実力と自信を養う教育を強力に推進いたします。女性の能力と勇気を引き出す本学で共に学んでみませんか。