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2017年度 中学校生活レポート



1年 国語(7月)



本校の国語科では、各学年ごとに1学期に戦争について考える授業をし、夏休みに戦争に関する新聞記事を集めて、2学期の授業に繋げていきます。1学期に、2年生は「アンネの日記」を読みました。3年生は井伏鱒二「黒い雨」を読み、8月終わりからの選択校外授業で広島へ行く生徒もいます。

1年生は井上恭介「ヒロシマー壁に残された伝言」を読み、7月に入ってこの本のもととなったNHKスペシャル「オ願ヒ  オ知ラセ下サイ~ヒロシマ・あの日の伝言~」を鑑賞しました。授業の内容を思い出しながら、生徒は真剣に見ていました。

 

<生徒の感想>

今回、このビデオを特別に見ることができたのは、私にとってとても貴重な経験だと思っている。なぜなら、単なる文字から色々な気持ちが伝わり、その文字から何も知らない私達が戦争について分かることができたからだ。DVDで、伝言を見た家族が涙を流していた。それはきっと家族を思う気持ちが込められていたのだと思う。またそれだけではなく家族だからこそわかる、当時のつらさ、苦しみが伝わったからだと私は考える。私がそう思ったのは戦前はまだ小さく一緒に過ごす時間の短かった人でさえ、亡くなった家族を思い泣いている映像を見た時だ。私も伝言から悲惨さを感じたが、その方にはきっと私以上に当時の状況、辛い思いなどが伝わったのだと思う。私自身にその状況を置き換えてみると、もっと話したい、会いたいという思いがこみあげ、家族が戦争で辛い経験をしたことを考えるだけで胸が苦しくなった。また、72年前のちょうどこの時期にそんな思いをした人が大勢いたと思うと、戦争の恐ろしさ、無意味さというのを改めて実感した。そう考えるとたかが文字ではなく、戦争を伝える大切な文字だと思う。この伝言のおかげで私達も戦争の悲惨さ、家族を思う気持ちの温かさを知ることができた。またこのDVDを見たことで、これまで以上に、いつもと変わらないということがどれほど幸せで大切な日々であるかを痛感させられた。だからこそ、まだ世界にはこのような思いをしている人が沢山いるなかで楽しく充実した日々を送れていることへの感謝の気持ちを忘れず、1日1日を大事に過ごしていきたい。



「アンネの日記」の背景をさぐる

井伏鱒二の作家論 と 原爆についてのレポート