メニュー


2018年度 中学校生活レポート



2年 歌舞伎鑑賞教室(6月2日)



毎年恒例の歌舞伎鑑賞教室が行われました。

 

鑑賞教室の前日、6月1日に児玉竜一先生(早稲田大学教授・朝日新聞歌舞伎評担当)から歌舞伎を観るための事前講義をしていただきました。資料や映像を見ながら歌舞伎の特色、見どころなどを大変丁寧にわかりやすく教えていただきました。

 

鑑賞教室当日は国立劇場にて「連獅子」を鑑賞しました。上演前の解説「歌舞伎のみかた」では、役者の方が実演をしながら基本的な動作などを分かりやすく教えて下さいました。今回、本校の生徒が実際に舞台に上がり、役者の方と共に実演する機会をいただきました。今回の歌舞伎鑑賞教室で、伝統芸能・歌舞伎への距離が縮まり、また鑑賞したいと思える一日となりました。

 

【生徒の感想】より

児玉先生の講演会を聞いて、心に残ったことは「嘘をもって誠を表す」という言葉、そして、今の歌舞伎は今までの時代の歌舞伎を少しずつ残してできているということだ。男性が女性を演じること。嘘といえば嘘だがその中に誠がある。女性が演じるのは本物だが、逆に、本物でしかない。男性が女性を演じることで表現に制限がないので、表現の幅が広がり、本物を超える演技ができるのではないか。私はこのように感じ、男性が女性を演じる意味を知った。実際に歌舞伎を見て、役者が身振り手振り、身体を使い、扇を使い、それだけで実際にその場面に直面しているかのように観客側を想像の世界に引き込ませているのに感動した。現代人を超える自由な発想、想像力の豊かさを見ているようで、とても興味深かった。毛振りもすごい迫力だったが、特に前半の身体と扇だけで風景を描く、細かい動作一つ一つをとても美しく感じた。また、役者の表情も場面に合わせて変化しているのに気付き、歌舞伎の繊細な面も見ることができた。今回、歌舞伎を見ることによって普段私達の生活では見ることのない、自然観・美意識を感じることができた。興味を持てたので、また今度歌舞伎を見に行きたいと思う。



「はじめの言葉」から事前講義が始まります

児玉竜一先生による事前講義



木彫「親獅子」とともに

「歌舞伎のみかた」で活躍しました