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冬休みが始まりました
<校長より11>(2020/12/20)





 毎年もみじ祭(本校の文化祭)が終わる頃、正門近くの一本杉にイルミネーションが灯り、12月に入ると自治会文化部の生徒達が高校校舎にクリスマスツリーを飾ります。今年の冬も、いつもと同じ光景を楽しむことができました。学校での生活様式が変わり、多くの場面で「いつも」当たり前のように行われてきたことができなくなった今年、「いつも」の冬と変わらない美しい情景は、ここまで頑張ってきた生徒達の心を癒してくれているようです。
 今年も残すところ10日ほどとなりました。2月下旬、全国学校一斉臨時休業―――突然の「始まり」は次第に大きな「変化」となりました。4月から開始したmanaba(インターネット環境を利用した授業支援システム)やMicrosoft Teams等を利用したオンライン授業、6月からの学校再開、日々の健康調査と消毒作業、クラブ・研究グループ等の段階的活動開始、そして例年とは異なる形態・内容でのもみじ祭の開催等、次々に起こる様々な事柄に対応していく中で、「当たり前」だと思っていたことは徐々に記憶の彼方へと追いやられていることに気がつきました。柔軟な判断と寛容な精神がどんなに大切か、実感する日々でもありました。
 昨日、生徒達へmanabaを通して配信した私からのメッセージの中で、今年ノーベル平和賞を受賞した国連世界食糧計画(WFP)の活動を紹介しました。分断や孤立を乗り越え、人々が安心して暮らし、互いに助け合うことのできる持続可能な社会を築いていくために、私達は何ができるか、生徒達と共に考えていきたいと思います。先日の土曜等特別講座【知の泉】「現代社会を見つめる」では、国際NGOで働く本校卒業生が、エチオピアにおける農村女性支援の経験を語ってくれました。高校時代に幅広く学び活動したことは直接間接を問わず、彼女の今に活かされていることがわかり、嬉しくなりました。生徒達には「わからない」から諦めるのでなく、「仕方がない」から放っておくのでなく、何事においても、まずは正しい知識を習得し、「自念自動」(本校の教育方針)を活かし、自分で考えて判断し、行動することのできる人になってほしいと考えます。
 新型コロナウイルスとの付き合いは、まだまだ続いていきそうです。本校では今後とも万全の感染症対策を施して臨んでまいりたいと思います。
 皆様、今年も大変お世話になりましてありがとうございました。健やかなる新年をお迎えになられますよう、心よりお祈り申し上げます。

校長 薄 由美