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2018年度 高校生活レポート




3年生地域研究(2018/5/7~11)



5月7日(月)から11日(金)まで、3年生は4泊5日の地域研究に出かけました。
生徒たちは4つのコースから1つを選択し、研究旅行の前にテーマを決めて下調べを十分に行い、プレ・レポートを作成します。それを参考に旅行中の実地踏査を経て、レポートにまとめます。
今年は、「山陽・関西」「山陽・四国」「北九州」「東北・北海道」の4コースで実施しました。



【Aコース 山陽・関西】

東京駅→広島駅、原爆ドーム、広島平和記念資料館、宮島、厳島神社、倉敷自主研修、備前焼体験、姫路城、神戸異人館巡り、六甲山、神戸・大阪・京都自主研修、比叡山延暦寺、南禅寺、京都→東京駅



姫路城

厳島神社



【Bコース 山陽・四国】

東京駅→広島駅、広島平和記念資料館、被爆体験講話、松山市内自主研修、宇和島闘牛見学、足摺岬、足摺海底館、四万十学遊館、天日塩作り体験、カツオのたたき作り体験、四万十川カヌー体験、四万十川屋形船、柚味噌作り体験、高知市内自主研修、桂浜、高知空港→羽田空港



カツオのたたき作り体験

宇和島闘牛見学



【Cコース 北九州】

羽田空港→長崎空港、平和公園、原爆資料館、被爆体験講習、長崎市内自主研修、長崎夜景見学、有田ポーセリンパーク(有田焼絵付け体験)、柳川下り、大宰府天満宮、門司港レトロ地区自主研修、萩博物館、松蔭神社、秋吉台、秋芳洞、山口宇部空港→羽田空港



平和公園

絵付け体験



【Dコース 東北・北海道】

羽田空港→青森空港、ミニ白神トレッキング、立佞武多の館、新青森駅→函館駅、函館市内自主研修、函館山夜景見学、五稜郭公園・タワー、大沼国定公園、昭和新山、有珠山ロープウェイ、サケのふるさと千歳水族館、ノーザンホースパーク、二風谷アイヌ文化博物館(修学講習)、札幌市内自主研修、新千歳空港→羽田空港



二風谷アイヌ文化博物館修学講習

白神ミニトレッキング



 

生徒の言葉:Aコース地域研究委員

私達Aコース96人は山陽・関西方面へ行きました。
一日目は原爆ドームと原爆資料館を訪れ平和学習をしました。資料館の展示を見たり、被爆された方のお話を伺い戦争についての知識をより深めると共に、今ある平和がいかに尊く、幸せなものであるかを知ることが出来ました。二日目の午前は宮島へ行き厳島神社を参拝しました。午後は倉敷でグループ毎の自主研修を行いました。三日目は備前焼体験をして、コップやお皿など思い思いのものを作った後、姫路城を見学し六甲山へ向かいました。六甲山では“100万ドルの夜景”と呼ばれる夜景を見ることが出来ました。四日目は京都・神戸・大阪でグループ毎に自主研修を行い、食を楽しんだり、その土地ならではの体験をするなどして充実した一日を過ごせました。最終日は比叡山延暦寺で座禅体験をし、忙しい日々から一旦離れて自分を見つめることが出来ました。その後、京都駅から新幹線で東京駅か新横浜駅へ行き、四泊五日の全行程を無事終えました。
備前焼をしたり、グループのメンバーで行く前から計画を立てたり一日の大半をグループの仲間で過ごしたり、普段の生活ではなかなかすることの出来ない体験を通して、良い思い出を作ることが出来たと思います。
地域研究に行く前まで雨が予想されていましたが、一日目以外は雨に降られることなく、寒すぎず暑すぎない恵まれた天候の中で美しい景色を見たり体験学習をすることが出来、四泊五日充実した日々を過ごせました。

(全体集会発表より抜粋)

 

生徒の言葉:Bコース地域研究委員

私たち山陽・四国コースは1日目、原爆ドームを見学した後、広島平和記念資料館を訪問しました。原爆の子の像に、千羽鶴を捧げた後、被爆された篠田恵さんのお話を伺い、資料館を見学して、原爆の恐ろしさを改めて知る事が出来ました。2日目は松山市内で自主研修を行いました。制限された時間の中で有意義に過ごせるように、事前に立てた計画に従い行動しました。3日目は四万十川でカヌー体験などを行う予定でしたが、前日の雨による増水で川に入れなくなったため、延期となりました。その代わりに四万十学遊館を訪れたのですが、突然にも関わらず親切に迎え入れていただき、楽しい時間を過ごすことが出来ました。4日目は塩づくり体験、カツオのタタキ作り体験を行いました。その後、前日延期になった四万十川カヌー体験・屋形船・柚子味噌作りを行うことが出来ました。この日は体験が非常に多く、盛りだくさんな日でしたが、皆が集合に協力してくれたおかげで予定通りホテルに帰ることが出来ました。また、地元の方々の技に触れ、話を聞く事ができ、学ぶ事が多い一日でした。5日目は高知市内で自主研修を行い、その後桂浜へ行きました。自主研修は松山での経験を生かし、予定を上手に消化する事が出来ました。

旅行中、初めのうちは集合が整わず、伝達時もザワザワした雰囲気でしたが、毎食後に注意点を報告し徐々に良い方向へと向かう事が出来ました。ホテルでは係長会、室長会、グループ長会など様々な会が行われましたが、殆どの人は遅刻せずにきちんと集まれていて、素晴らしかったです。地域研究委員は、半年前からさまざまな準備を行なってきました。スライドでコース紹介をしたり、千羽鶴を作ったり、原稿を考えたり、当日の司会をしたり、様々な仕事がありましたが、出来る限りの事は自分たちの力でやってきました。もめる時もありましたし、行き詰まる時もありました。しかし、それと同時に楽しい事も多くあり、大きなやりがいを感じることが出来ました。自分は、様々な状況に応じて臨機応変に対応する力が身についたと思いますし、委員それぞれが成長を感じられる活動であったと思います。来年は二年生の番ですが、皆が楽しむことができ、委員が達成感を持てる、よい地域研究にしてもらいたいと思います。

(全体集会発表より抜粋)

 

生徒の言葉:Cコース地域研究委員

私達Cコースは、四泊五日を使って主に長崎、福岡、山口へ行きました。
まず初日に長崎平和公園と原爆資料館へ行き、実際に被爆された方からの貴重なお話を聞きました。核の恐ろしさを写真や現物から感じ、一人一人が平和とは何か改めて考えるきっかけとなりました。講話学習では話を聞いて涙を流す人もおり、私達はこれからの未来に対して何をしていけばよいか問いかけられたように思います。二日目には終日長崎市内自主研修を行いました。長崎には世界遺産であるグラバー園や国宝の大浦天主堂をはじめとする様々な観光スポットや歴史的建造物がありました。歴史的背景からもわかるように外国文化を取り入れた華やかな建物と知の港と呼ばれた出島もあることで国内外の多くの偉人にゆかりがあることが印象的な町でした。三日目には有田ポーセリンパークでの絵付け体験と柳川下り、そして太宰府天満宮で合格祈願を行いました。柳川下りでは、約一時間かけて川下りをし、船頭さんの説明や歌を聴きながらまちの風景を楽しみました。四日目には門司港レトロ地区自主研修と萩博物館へ行き、その後は萩自主研修を行いました。門司港ではソウルフードである焼きカレーを食べている人も多く、また普段は見られない赤煉瓦のレトロな建物と透き通った海の展望台からの眺望は格別でした。最終日には山口の松陰神社と秋吉台、秋芳洞、そして昼食には瓦そばを頂きました。特に自然が作ったカルストや鍾乳洞は広大できれいな景色が印象的でした。
私達Cコースは自主研修時間が他のコースと比べて長い分、自分たちで計画を立てることが多くありました。そのため事前調査で情報を得る機会があり、それによって現地に行ってから、地元の人しか知らないようなより詳しい内容もきちんと学び吸収できました。

(全体集会発表より抜粋)

 

生徒の言葉:Dコース地域研究委員

私たちDコース86名は、青森と北海道を訪れました。厳しい寒さに見舞われたものの、5日間を通じて天候に恵まれ、青森と北海道の自然や文化を強く感じる時間を過ごすことができました。1日目には、世界自然遺産に登録されている白神山地でミニトレッキングを行い、どこか温かさを感じさせるブナの木々や、木々の合間から差し込む柔らかい日差しのもと、その自然を存分に楽しみました。2日目には立佞武多を見学しました。七階建てのビルに相当する高さを誇る立佞武多の姿にわたしたち一同は圧倒され、一度失われた文化がまた復活して勇姿を見せていることに、深い感銘を受けました。その後北海道へと移動し、函館市内の自主研修と函館山の夜景見学を行いました。3日目には五稜郭公園、大沼国定公園、有珠山・昭和新山を訪れました。昭和新山は世界でも唯一と言われる、平地が盛り上がり、マグマが直接固まったことでできた山で、自然の荒々しさを強く感じました。4日目にはサケのふるさと千歳水族館でのサケの稚魚の放流体験を行い、ノーザンホースパークを訪ねた後、二風谷アイヌ文化博物館で修学講習を行いました。私たちの予想を越えて、今までどれだけアイヌの人々が人権を無視されてきており、少数の人々を無視することがどんなに危ないことであるのか、ということをお話して頂きました。この日本という国が実は多様性に溢れており、そしてそれにどのように向き合っていかなければいけないのか、皆が深く考える機会になったと思います。5日目には札幌市内での自主研修を行いました。各々が札幌市内の観光名所を廻り、東京とはまた違った文化に触れることができたのではと思います。
この5日間を通じ、Dコースの皆が、首都圏にいては体験することができない様々な体験をしました。立佞武多の圧倒的な立ち姿や、有珠山の山腹から見た雄大な景色の美しさ、そしてアイヌ民族の方から教えて頂いた"多様性"の尊さ。5日間の間に経験したすべてのことを、わたしは忘れることができません。そしてわたし達の経験を後世にも残していけるように、この自然・文化を守っていく必要がある、と強く感じました。ここ日本には、様々な環境があり様々な考えの人がいる、と身を持って"多様性"を感じることのできた5日間になったと思います。

(全体集会発表より抜粋)