メニュー


2018年度 高校生活レポート




入学式(2018/4/9)



4月9日午後1:00、晴れやかな春の陽気のもと、381名の新入生を迎え、西生田成瀬講堂で入学式が行われました。

入学式は器楽選択生徒による奏楽で始まり、校歌斉唱の後、校長先生から式辞、来賓の方々から祝辞をいただきました。声楽選択者による祝歌の後、在校生代表、新入生代表からそれぞれ言葉が述べられ、学生歌を歌って入学式は幕を閉じました。

式の後、新入生は三年生に誘導されてクラスごとの記念写真撮影、校内案内を経て、教室に入り担任先生からお話を伺いました。



講堂入口にてクラスの確認

入学式開式



校長式辞

校内案内



生徒の言葉:在校生代表による歓迎の言葉

春。それは心を温かで刺激的な色に染めてくれる時間です。そっと目を閉じて、空を掴めるくらいいっぱいに両手を広げて、深呼吸をしたくなるような日。とめどなく溢れる、幸せに満ち満ちた朗らかな気持ちを、誰かと共有したくなる日。そこには、穏やかで魅惑的で、ほんのり香る未来への期待に、ドキドキする毎日があります。無意識に目を奪われる、花や草木の瑞々しい変化、甘く新鮮な香り、そしてじっと目を閉じれば聞こえてくる、鳥たちの歌声。その全てに心を動かされ、道端にひっそりと咲く花を見つけては、笑みがこぼれるのです。
 毎年たくさんの贈り物をくれる「春」という季節は、今日の私たちに、たくさんの出会いを届けてくれるようです。七十三回生の皆さん、ご入学おめでとうございます。学校という大家族の一員として、皆様をこの場所でお迎えできたことを心から嬉しく思います。真新しい服に身を包み今日という日を迎えた皆さんのまっすぐな瞳がまぶしいくらいに輝いているのを目にして、思わず頬を緩めずにはいられません。これからも、その新鮮な気持ちと豊かな好奇心で、毎日を鮮やかに彩っていてください。この温かな春に優しく吹く、新入生の皆様という新たな風によりこの学校がより良い方向へ向かっていくものと確信しております。
 この学校は、包容力のある温かな場所です。今ある毎日が、今手にする全てのものが、得られて当然のものではないこと。自分にとっての当たり前が、誰かにとっては当たり前ではないこと。温かさに包まれながらも、こうして自分の「当たり前」を見直していくことが出来る場所です。全員が異なる興味や考え方を持ち、たくさんの価値観があることを、穏やかに理解し合い、尊重し合えるこの環境との出会いは、とても恵まれたものであると私は実感しています。そしてこのように「一人一人が違いを認め合える学校」であることこそが、「自治が盛んな学校」と言われる本校の根本であると思います。
 私は昨年、ある講演でこんなお話を伺いました。「経験こそ、だれにも奪われることのない、自分だけの一生の宝である」。私はこれまでの二年間「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」の三綱領を支えに、自主性と協調性、責任感を身を持って学ぶ高校生活を過ごしてきました。今まさに、何物にも代えようのない、経験という宝の毎日を積み重ねているところです。これからは皆さんも、この豊かな学び舎で、かけがえのない日々を紡いでいって下さい。今は胸に宿る緊張と不安も、一日一日を過ごしていくうちに、明日への期待と変わっていくはずです。そして、もしも迷った時には、皆様より少しだけ、経験を重ねた私たち上級生が、いつでも力になります。皆様の未来に広がる、これからの三年間の高校生活が、確かな実りと温かな広がりのある日々になることを、お祈りいたしております。
 私たちと一緒にこれからの毎日を、一歩ずつ共に歩んで参りましょう。

生徒の言葉:新入生代表のことば

 うららかな日差しに心が沸き立ち、何もかもが新しく感じられる春。今日は私にとって、高校生活の中で自分がどこまで変われるのか、成長できるのか、そんな期待を持って大事な一歩を踏み出す日です。私は今、そんな特別な思いを胸に抱いています。
 私の中学校生活の多くを占めたのは、自治活動とクラブ活動です。自治活動とは自分を治めるという意味の通り、自分自身と向き合える時間なのだと思います。私がずっと自分に対し、足りないと思っていたもの、それは自分らしさです。自分らしさは、意識して手に入れるものではなく、自分の内側から自然に滲み出るものだと思います。しかし、その滲み出るものを生み出すのは日々の主体的な行動の積み重ねなのではないでしょうか。私は三学年で話し合う代表委員会の司会を務めた時、出席者全員が自分の考えを自由に発言できるように、和やかな雰囲気を作ったり、どんな意見にも素直に耳を傾ける、といった自分なりの行動を心がけました。「自ら行った行動」には意志が伴っているため、「誰かに言われてした行動」とは全く違う意味を持っており、そこに私は自分らしさを見出したのです。このような、「自分の考えが実際の行動として映し出される」、これは本来形のないものである個性を表現するということであり、私に自信を与えてくれました。
 そして、クラブ活動は私に「粘り強く頑張る」ということを教えてくれました。私はバスケットボールクラブに所属していましたが、自分がどれだけ強く、上手くなりたいと思っても必ずしも技術はついてきませんでした。そのため、日々の練習で壁にぶつかることも多く、そんな時私は自分自身に悔しさやもどかしさを感じました。けれども、今自分がどんな状況に置かれているかを見つめ、今できることを全力で行い、それを態度で示すことこそ一番大切なのだと気付きました。この、今の自分を正面から見つめることは自分の短所を見ることでもあり、できれば避けたいことですが、少し大人になった気持ちで受け入れると次の行動への原動力になるのです。こうして私は、自分と向き合う時間を多く持つ中で自分の姿を客観視することの大切さを知りました。客観視することでより自分を鮮明で確かなものにしていけるのです。そして自分の足りない部分を目の当たりにして生まれた、今より少しでも変わりたいという思いが自分を成長させてくれるのだと思いました。こうした中学校での経験を、これからも私の心に在り続ける大きな支えとし、自分の変化を楽しみながら世界を広げる高校生活にしていきたいと思います。
 高校生になると、誰かに言われて勉強をするというのではなく自分にしか見えない何かを探求していくような意欲的な気持ちを持つことが大切になります。更に、自分の学びだけに進んでいくのではなく、周りにも目を向けることによって、そこから受ける影響も多くあると思います。そうした、一人一人の学びは周囲へ広がり、誰かの学びに繋がっていきます。このことも心に留め、お互いに高め合い、本物の学びを共有していきたいと思います。また、これからは今まで以上に大人の社会へ一歩近付きますが、私達にはまだ知らないことが沢山あります。そんな私達が今後成長していくためには、自ら様々な方面にアンテナを張り、沢山の刺激を受けることが欠かせません。だからこそ自分でしたいことや学びの範囲を狭めていくのではなく、今の自分ができることに真剣に取り組む時間を大事にしていきたいと思います。そして人の考え方を素直に認められる人になりたいです。
 私は中学三年間で、入学したときには想像していなかったほど多くのことを学びました。高等学校でもそんな、自分の想像を越える学びに辿り着き、人間としてひとまわりもふたまわりも大きく成長していきたいです。そのためにも、広い心と強い心を併せ持ち、活力にあふれた毎日を送っていきたいと思います。そしてこれから歩む三年間を人生において豊かな時間にしていきます。
 最後になりましたが、先生方、職員の皆様、そして上級生の皆様、どうぞ温かいご指導をお願い致します。