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2024/03/24

【5年総合】11月 心理的安全性の授業

11月13日と14日の2日間に渡り、心理的安全性アンバサダー協会理事の福島梓(ふくしま あずさ)さんをお迎えして、心理的安全性の授業を行いました。福島さんがメイン講師となり、そして協会の心理的安全性インプロファシリテーターの認定を受けた本校教員がアシスタント講師を務めての2名で進めました。

初日の1コマ目は福島さんの自己紹介からスタートし、アイスブレイクに子どもたち同士の自己紹介をしました。音楽をかけながら教室内を歩いて、音楽が止まったら目の前の人に自己紹介をしていきます。それから心理的安全性のエクササイズで「ニックネームトス」と「僕ボブ」を行いました。「ニックネームトス」は相手(の意識)が準備できていることを確認した上で声をかけることが大事ということを、「僕ボブ」は失敗を誘発するゲームで、失敗をしたら“イエーイ!“とハイタッチをして失敗しても大丈夫という気持ちを養うこと、これらをそれぞれ体感しました。

続く2コマ目は相手を誘った時の返事が“やだ!“の否定と、“いいね!“の肯定の違いを体験し、さらに「Yes, And」で“それはいいね! それならば○○もつけたらどうだい?“と肯定してさらにそれに乗っかって話をつなげるエクササイズをしました。続く「こんな○○はいやだ!」ではどんな回答でもYes, Andで受け入れてコメントすることで、思いついたことを言っても大丈夫という雰囲気ができ、心理的安全性が高まることも体感しました。

2日目はエクササイズ「ピクチャー」をしました。テーマは「遠足の楽しみが○倍になっちゃうお弁当を考えよう」で、大きさも具材も自由に、グループのみんなでアイデアを出し合って真っ白な紙に夢のお弁当を描いていきました。できあがったお弁当は「ハッピー弁当」「(おかずに足が生えて)逃げちゃうお弁当」「推しが尊い弁当」など、子どもたちの自由な発想が全て詰め込まれた、とっても楽しいお弁当になりました。

最後の4コマ目で考えたお弁当の発表をしました。発表のルールは、グループのメンバーが全員発表することと、聞き手は「最高の観客」でリアクションをすることでした。聞き手のリアクションが良いと、話し手は安心して、実力を十分に発揮して話すことができます。「最高の観客」はそのためのエクササイズです。発表はとても温かな雰囲気で行われ、笑顔あふれる時間となりました。
また、2日間の授業は保護者の参観も可能としました。ご覧になった方から「家でもやってみたいです」とのご感想もいただきました。

授業後に福島さんから「どのクラスの子もみんな率直でピュアで、エネルギーに溢れていました。(児童のふり返りをご覧いただいて)子どもたちはすごい! 大切なことを持ち帰ってくれているんだなぁと思いました。普段の自分に気づいていることを書いてくれている子もとても多かったです。」とのご感想をいただきました。子どもたちそれぞれに受け止めて、気づき深めていくことがあったのだと思います。